リリーに皮膚型肥満細胞腫ができました。
肥満細胞腫とは、肥満細胞が腫瘍化したものです。
今のところ原因不明の病気で、体型の肥満とは関係がありません。
肥満細胞腫には、皮膚にできる皮膚型と内臓にできる内臓型の2種類があり、
リリーは皮膚型ができました。
今回は治療の過程をまとめたいと思います。
目次です。
腫瘍の発見
異変に気がついたのは、リリーを撫でているときでした。
イボのような固いできものが首の後ろにできていることに気づきました。
夜遅かったため、すぐに翌日朝一で病院を予約しました。
食事やトイレなど、日常生活では一切変化が見られなかったため、驚きました。
診察
発見の翌朝、いつもお世話になっている病院で診てもらいました。
腫瘍の見た目
腫瘍は掻いた跡があり、赤くなっていました。大きさは9mmありました。
リリーは長毛のため、外からはまったく腫瘍の状態が見えません。この時初めて腫瘍の状況をはっきりと確認しました。
検査
腫瘍に針を刺して細胞を取り、顕微鏡で検査する細胞診を受けました。
その結果、皮膚型肥満細胞腫である可能性が高いと伝えられました。
肥満細胞腫は転移しないので、他の所にできた場合は別物と考えほしいこと、
体質的にできやすい子がいると説明を受けました。リリーができやすいタイプかは分かりません。
治療方針
「ステロイドを飲んで腫瘍が小さくなるか様子を見ましょう。 小さくならなかった場合は切除手術をしましょう。」と先生から治療方針を伝えられました。
ステロイドの副作用として、血糖値が上がるため糖尿病になるリスクがあることを聞きました。リスクを承知のうえ、先生の方針で進めることにしました。
帰宅後
帰宅してすぐにリリーは患部を掻いていました。
後日先生に話した所、「検査で針を刺したことにより、肥満細胞からヒスタミンが出て痒みを引き起こしたんでしょう」とおっしゃってました。
お薬
1週間、1日1錠を夜に飲んでもらいました。薬は口を開けて直接投与しました。飲み込んだことを確認したあとは、錠剤が喉に張り付かないようスプーンで少量の水を与えました。飲ませ方は、病院の指導と下記の本を参考にしました。
嫌がらずに一瞬で飲んでくれて、本当に助かりました。
ステロイドの影響としては、フードの一気食い、多飲多尿が見られました。
2回目の診察
1回目の診察から1週間後、前回と同様の先生に診ていただきました。
腫瘍の見た目
赤みがなくなっていました。痒みはなくなったようです。
腫瘍の大きさも約半分になっていました!
血液検査
ステロイドの影響を確認するため、血液検査を実施しました。
こちらが検査結果です。
全項目問題ありませんでした!!
括弧書きの部分は今回不要な項目で、誤って計測してしまったそうです。
治療方針
しっかりと薬の効果を確認できたので、継続してステロイドで治療することになりました。
量はプレドニゾロン 5mg 1錠から半錠に変更されました。
1週間分処方していただき、また1週間後に診てもらうことになりました。
現在
処方されたプレドニゾロン 5mg 半錠を夜に飲んでいます。
薬の影響でフードの一気食い、多飲多尿が相変わらず見られますが、他に変わったことはありません。
腫瘍ができた部分を昨日触ってみましたが、どこにあるのか分かりませんでした。
リリーは順調に回復に向かっているようです。
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